聖心祭について

聖心祭は、毎年10月に開催される
聖心女子大学の学園祭です。

第58回聖心祭は、

2022年10月15日(土)・16日(日)
両日10時~16時
に開催いたします。

3年ぶりに対面開催を予定しております。
オンライン上で楽しむことのできる企画もご用意しております!

学長挨拶

聖心祭のサイトにようこそ。心より歓迎します。新型コロナウイルス感染症はまだ収まりませんが、本年の第58回聖心祭はウィズコロナに向けて対面方式で実施されます。実行委員会を先頭に、聖心生皆が3年ぶりの対面開催を喜び、入念な感染対策を取りながら創意と工夫を重ねて準備して来ました。

今年掲げられたテーマは「雅(みやび)」です。「上品で奥ゆかしく、洗練された優美」を意味していますが、通常は「宮廷風」という「雅やか」なイメージが付きまといます。
しかし、実行委員会の狙いは、猛威を振るう昨今のコロナ禍や異常気象、21世紀の今日も勃発する軍事侵攻や内戦、多方面の分断、これらによって不安に取り込まれることの多い私たち一人ひとりが、優雅を解する「雅心」をもって物事を処し、新たな力を得て歩み続けるよう互いに励まし合いたい、というもので、そこには願いも込められています。

今年の聖心祭のメニューには、これらの願いと狙いを秘めた企画が並んでいます。皆様、キャンパスにぜひ足を運んで、皆が「雅を交わす」機会にしませんか。
本学は来年、創立75周年を迎えます。今年の聖心祭が、不安を感じる中で見つけ出す「本当に価値あるもの」が聖心の伝統を貫いていることを深く味わう場となりますように。最後になりましたが、ご協賛くださった企業や団体の皆様に心より御礼を申しあげます。

聖心女子大学学長 髙祖敏明

副学長挨拶

聖心女子大学の聖心祭ホームページにようこそお越しくださいました。

聖心祭は今年で58回を迎えます。今年は、3年ぶりに対面での開催となりました。実行委員会の学生たちは、今年のテーマに「雅(みやび)」を掲げて、みなさまをお迎えするために工夫を凝らしています。

今年はビアトリクス・ポター(1866-1943)の『ピーター・ラビットのおはなし』が誕生してから120年にあたります。このお話のもとになったのは、ある絵手紙です。当時、27歳のビアトリクスは、自分の元家庭教師だった女性の5歳の息子ノエルが病で寝こんでいると知って、絵と文でピーターというウサギの冒険を綴りました。その絵手紙が小さな本となって1902年10月に出版され、たちまちベストセラーとなります。

ビアトリクス・ポターの作品では、科学者の精密さと詩人の自由が交差しています。解剖学的に精確に描かれた小動物。選びぬかれた言葉で語られる物語。そこには、特定の子どもを楽しませたいというパーソナルな視点と、時空を超えていまなお多くのひとの心をとらえる普遍性があります。

学生たちは、聖心祭という貴重な機会を通して、ゼミや課外活動団体の発表、パフォーマンス、演奏、チャリティ活動などをご用意して、お越しをお待ちしております。本学の学生たちの活動も、ビアトリクス・ポターの小さな本のように、パーソナルな関係や視点からくりだされつつ、みなさまに届く普遍的なものとなって「雅」の心をお伝えできればと思います。学生たちの取り組みの成果を堪能していただき、今後とも応援していただければ幸いに存じます。

聖心女子大学副学長(学生担当) 安達まみ

第58回聖心祭実行委員長挨拶

第58回聖心祭にご関心をお寄せいただきありがとうございます。

本年度の聖心祭は、3年ぶりの対面開催となります。本年度の聖心祭のテーマは『雅』です。私たちは入学以来、新型コロナウイルスの影響で学生生活や何気ない日常を制限される日々が続きました。先の見えない未来に不安を抱くこともありましたが、ウィズコロナの学修形態や課外活動に順応していくなかで、周囲に惑わされず、落ち着いて考え判断することの大切さを学びました。また、今現在も予断の許されない状況が続きますが、聖心祭を通して雅やかな時間を過ごしてほしいと思い、このテーマに決定しました。

私たち聖心祭実行委員会はこの2日間の聖心祭の成功を目指し作り上げる中で、困難や問題に直面することが多々ありましたが、その度に手を貸してくれる仲間と共に試行錯誤しながら邁進して参りました。またシスター、先生方、保護者の方をはじめとする多くの方々に日々支えられていることを改めて実感し、共に作り上げていくことの大切さを感じました。聖心祭に携わってくださった全ての方に心より感謝を申しあげます。

本年度の聖心祭は、対面・オンライン合わせて50以上の団体が参加します。それぞれが、発表・展示・物品販売を通して、日々の研究や練習の成果、チームワークを発揮できるよう努めて参りました。全体において聖心らしい、オリジナリティ溢れるものとなっております。聖心女子大学のキャンパスでも、ご自宅からでも、皆様に楽しんでいただければ嬉しく思います。

聖心祭実行委員会では、聖心会創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの精神に基づき、慈善福引であるラッフルによる収益金の一部をチャリティーとして寄付させていただいております。本年度「国連UNHCR」「日本赤十字医療センター」への援助に充てさせていただく予定です。

最後になりますが、第58回聖心祭を開催するにあたりご指導・ご支援いただきました方々、近隣商店街の皆様及び協賛企業様、そして聖心女子大学へご来場くださる皆様へ、委員一同心より御礼申しあげます。

それでは、3年ぶりの対面開催となる第58回聖心祭を、どうぞごゆっくりお楽しみください。

第58回聖心祭実行委員長 富塚千瑛

入場について

本年度の聖心祭は、新型コロナウイルス感染対策のため、事前予約制となっております。入場の際には、対象日の『入場チケット』が必要になります。

  • ご予約されたご本人様のみご入場いただけます。ご同行者様がいらっしゃる場合には、お一人ずつのご予約をお願いします。
    (代表者様の端末にてまとめてご予約する場合、1枚ずつご来場者様ごとの情報にてご予約ください。)
  • すべての方にご予約いただけます。
    • 聖心女子大学の学生、教職員はご予約不要です。学生証または教職員証をお持ちのうえご来場ください。
  • 一部企画への参加・閲覧には、企画ごとの事前予約が必要です。
  • サイトで取集した情報は、入場管理の目的以外に使用することはありません。ただし、新型コロナウイルス感染症感染発覚等により、保健所等の公的機関からの提供を求められた場合を除きます。

入場時の注意事項

  • ご予約完了後、メールにて送られてくる『ご注文内容確認画面』を受付にてご提示の上、ご入場ください。
  • 検温の際に37.5℃以上の方は入場をお断りさせていただきます。当日体調が優れない方はご来場をお控えください。
    参考:第58回聖心祭における感染防止対策ガイドライン
  • 感染状況によって企画内容が変更になる可能性がございます。ご了承ください。
  • 構内に駐車場、駐輪場はございません。公共交通機関にてお越しください。
  • 会場内は禁煙・禁酒です。

3年ぶりに、聖心祭を対面で
体験していただけることになりました。
2年間のオンライン開催で得た経験を生かし、
新しい聖心祭を目指して準備をしております!
当日キャンパスで、
進化した聖心祭をお楽しみください。
お待ちしております。

第58回聖心祭テーマ

本年度聖心祭テーマは「雅」(みやび)です。雅とは、上品で奥ゆかしく、知的に洗練された様子を表します。私たちは先の見えない時代を生きるなかで、周囲に惑わされず、落ち着いて考え判断することの大切さを学びました。

第58回聖心祭は、創意工夫を凝らした様々な活動成果をお届けすることで、未だ不安の続く状況下においても優雅なひとときを過ごしてほしいという願いを込めて、このテーマにしました。

[聖心祭テーマイラスト作成者コメント]

暖かい雰囲気を感じてもらえるよう、全体を薄い紫系の色にしました。
また、イラストの中央の道は、焦らず、答えはわからなくても自分らしく前に進んで行ってほしい、という願いを込めています。

「雅」は日本の伝統的な美的理念である、優雅さや、礼儀正しさを表しています。

コロナ禍で、社会も自分自身も前進できず、焦りを感じている人や、楽しめていない人も多いと感じます。そのような時だからこそ、雅という文字が持つ意味を絵から感じ、日本の良さや自分について穏やかな気持ちで見つめ直してほしい。という想いを込め、イラストにしました。

(土屋葵)